レッドって、強くてインパクトのある色ですよね。
赤のアイテムが部屋にあると、パッと目を引いてしまいます。
ただ、レッドは強い色なので使うことに躊躇しているのではないでしょうか。
上手く使えたら、きっとオシャレな部屋になることは理解できているでしょう。
使い方が分からず、二の足を踏んではしまう気持ち…も分かります。
今は「レッドを使いたいけれども、使用方法がわからない…」という人も問題ありません。
赤の効果的な使い方を説明いたします。
今回のインテリアコーディネートでは、レッドソファをワンポイントとして使用することを提案します。
赤は、使いすぎるとうるさく暑苦しい部屋になってしまう場合もあり注意も必要です。
ただし、ポイントを押さえれば素敵なインテリアコーディネートとなること間違いありません。
今回は、レッドソファ+ミッドセンチュリー風インテリアとして紹介します。

インテリア関連職歴20年(インテリアコーディネーター資格所持)の藤澤ソケリがご案内させていただきます!
デザイン性のある家具は、それだけで部屋の主役となる!

レッドを主役にしたカッコイイ、インテリアの家に住みたい!
初心者向けのインテリアを教えて!

それなら、レッドアイテムを使うと初心者でもコーディネートしやすいわ。
もしも、自分で気に入っている素敵な家具があったとします。
その家具を中心としたインテリアにしても良いでしょう。
なお、家具だけではなくアートや雑貨といった小物を中心としたインテリアも実際に存在します。
今回のインテリアコンセプトは、お気に入りの※赤の一人掛けソファを中心としたインテリアです。
赤の一人掛けソファは、流れるような曲線が特徴的で強烈な印象を与えるでしょう。
それに合わせて、今回はインテリアをコーディネートします。
赤の一人掛けソファのイメージを壊さないよう、コーディネートすることがポイントと言えるでしょう。
そんなソファのデザイン性を活かした、インテリアのテイストをまずは考えます。
インテリアテイストは、インテリア雑誌やウェブサイトでも調べることが可能です。
数多くあるインテリアテイストの中で、私は※ミッドセンチュリー風インテリアをチョイスしてみました。
※赤の一人掛けソファ→エッグチェアという名前で、座ると体を優しく包み込む感覚を感じます。
デンマークの建築家兼デザイナーであるアルネ・ヤコブセンがデザインした名作ソファです。
ヤコブセンは、北欧デザインの中心人物のひとりと言えるでしょう。
※ミッドセンチュリー風インテリア→1940年~1960年代にデザインされたインテリアや建築物を指すことが多い。
レトロなデザインで、今みてもスタイリッシュな雰囲気が特徴。
比較的、落ち着いた色合いのコーディネートが多い印象があります。
こちらの記事も参考までにどうぞ。
ウォルナット床材風の落ち着いた色合いでコーディネート

赤の一人掛けソファを主役にするため、ほかの家具アイテムや床材の色合いは基本的に落ち着いた茶色を選択。(ウォルナット床材とは、クルミの木を使用した床材のことで落ち着いたダークブラウンが特徴)
ベースとなる色の壁や天井は、薄ベージュとホワイトをチョイスし脇役としての役割を果たしています。
こちらでのポイントは、一人掛けソファ以外のカラーコーディネート統一を意識したこと。
さまざまな色を取り入れてしまうと、まとまりがなくなるため余計な色は思い切って排除しました。
もしその他の色をどうしても取り入れたい場合、ブラックを少し取り入れる程度にしたほうがキレイにまとまります。
いろいろなインテリア用品を見ていると素敵な商品があり、ついつい部屋に置きたくなりますが見境なく置くのはやめましょう。
そこだけ浮いたり、乱雑に見えたりするため注意が必要です。
いろいろなモノを購入しがちな人は、モノを足すのではなく引き算することを心がけると良いですね。
必要以上に、モノを家の中に入れないことも大切です。
整理整頓の観点からも、その方が部屋の管理もしやすいでしょう。
家具選びのポイントは、色だけはなくフォルムも大切

家具をチョイスするときには、カラーも大切ですがフォルムも重要です。
赤の一人掛けソファは流れるような曲線デザインが特徴なので、ほかの家具もできるだけ丸みのあるものを選んでいます。
TVボードは角が丸になっていたり、ローテーブルも円形デザインをチョイス。
二人掛けソファは、丸みのあるシンプルなデザインのブラウンを選択してみました。
赤の一人掛けソファに合わせながら、いずれも主張は強くありません。
またラグは、ほとんどの家具が曲線なのであえて直線的なデザインにしてメリハリをつけました。
無地のラグや曲線デザインラグでも問題ないですが、キリっとした印象もプラスしたかったので選んでいません。
ちょっとしたことですが、雰囲気が変わるポイントと言えます。
ただし、カラーとデザインの整合性が全くなくなるとチグハグな印象になることも…
デザインに変化をつけたのなら、色合いで統一感を出すと違和感が無くなります。
なお、奥にあるキャビネットも直線デザインですが部屋とうまくマッチしているのではないでしょうか。
曲線と直線をバランスよく取り入れると、部屋にリズムができて単調な感じを避けられますよ。
押さえるべきインテリアのポイント
赤を使ったミッドセンチュリー風インテリアを実現するための重要な点です。
- 赤は印象が強い色なので、アクセントに最適。(ソファやアートなどがオススメ)
- 壁と天井は、アイボリーや薄ベージュ。床材は、ダークブラウンで落ち着いた雰囲気に。
- 赤のソファが目立つよう、その他のアイテムは統一感を意識。(一番のポイント)
- 脚付きの家具や、レトロなデザインのインテリア用品をチョイス。
- 単調さがなくなるよう、曲線と直線デザインをバランスよく。
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